:::::佐賀工::::: | ||
「甲子園に行く」。その強い気持ちが、練習に緊張感を生んでいる。一球にグラウンドの全員が集中。走攻守を鍛え上げ、14年ぶりの夢舞台に突き進む。 投手陣は、直球に威力がある県内屈指の2年生左腕濱田とスライダーを交ぜて揺さぶる石橋、変化球勝負の山崎。内外野は堅実にさばき、投手をもり立てる。 得点力もある。パワフルな鬼崎=写真=を先頭に新郷の小技を絡め、中軸の田中、北島陽、御厨へとつなぐ。青野監督は「一人ひとりに自覚が出てきた」と信頼を寄せる。 (松田)
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:::::唐津商::::: | ||
NHK杯予選をはじめ唐松地区の大会をすべて制した。 右腕・清水は変化球と内角を突く直球を織り交ぜる。立ち上がりに投球が単調になる癖があるので、大会では内野陣との連係で乗り切りたい。 打線は積極的に振っていく。春までの公式戦では福井、門川=写真、清水の主軸が全打点を稼いだ。門川は一発が期待できる。下位打線も春以降、勝負強くなった。 県大会では1点差負けが続いた。「チームに粘り強さが加われば、強豪に競り勝つことができる」と竹下監督は自信をのぞかせる。(青木)
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:::::杵島商::::: | ||
NHK杯で春の九州大会準優勝の龍谷などを破りベスト4。終盤、逆転を許すことが多かったが、自信を取り戻した。 打の中心はチームの柱で主将の田中幸=写真。公式戦打率は4割7分7厘で県内でも指折りの1番打者。左右に打ち分け、長打力も秘める。中軸の山口、小野、古瀬はチャンスに強い。 投手は黒岩、岸川、中島の三本柱。エースの黒岩は右横手投げで、昨夏からスタミナをつけた。「3点以内」に抑え、打線の援護を待つ。松本監督は「自分たちの力を出しきれば、甲子園も夢ではない」。(吉丸)
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